03 | 2017/04 | 05

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マンガ8 『へウレーカ』 

『へウレーカ』


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岩明 均 著



~ ストーリー ~

紀元前216年。イタリア半島。
ハンニバル率いるカルタゴ軍は、カンネーの戦いでローマ軍に圧勝する。

カンネーの戦いを制したカルタゴは、
次にその矛先をシチリア島の都市シラクサへと向けるのであった…。



ギリシア最大の殖民都市シラクサで日々平穏に暮らす、
スパルタ人のダミッポスは、ローマ人のクラウディアに想いを寄せていた。

そんな、ダミッポスたちの平穏な日々は、
シラクサの親カルタゴ派が都市を制圧する事で崩れてしまう…。

親カルタゴ派は、永年に渡るローマとの盟約を破棄し、
カルタゴと新たに盟約を結ぶ。

そして、親カルタゴ派の粛清が始まり、
市内にいるローマ人が次々と連行され監禁されて行く…。

市内が混乱する最中、危険を感じたダミッポスとクラウディアは、
親ローマ派の重鎮 天才数学者アルキメデスの元へと非難するが…。



これは、
一人のスパルタ人が、一人のローマ人を愛し、
戦争という業火に巻き込まれ抗った物語である。




『へウレーカ』は、2001年から2002年までヤングアニマル増刊「Arasi」にて連載された作品です。ちなみにタイトルの『へウレーカ』とは、アルキメデスが「アルキメデスの原理」を発見した際に叫んだ言葉だそうです。作者は『寄生獣』、『ヒストリエ』などで知られる岩明 均さんです。

岩明さんと言えば、そのドラマツルギーの高さ(ディテールの深さ)に定評があるマンガ家さんです。そして、この『へウレーカ』も歴史上の偉人たちを上手くドラマの脇役として起用し、歴史上実在はしたが無名に近い人物を主役に据え、その人物たちに岩明さんが抱く人間観、戦争観を投影させ、それに歴史的解釈を加えた実にドラマテックな作品となっています。

セリフ回し(本作でも岩明節、哲学が炸裂しております)などの人物描写は現代的にアレンジされてはいますが、古代ローマ時代(第二次ポエニ戦争)の出来事を、まるで写実したかの様に描かいており、マンガというフィクションから歴史というノンフィクションを表出させている本作『へウレーカ』に、読後おいらは深く感動したのを憶えています。(厳密に言えば、歴史も、歴史書の観点から見れば…成立した時代、その後の時代、その時々の権力者たちにより曲解、注釈されているのでフィクションと言えるモノなのかもしれませんが…)

『へウレーカ』 好きな作品の一つです。


そして、おいらにとって好きなマンガ家さんの一人である岩明さんは、『へウレーカ』の姉妹作とも言える(時代は違うが、同じ古代地中海世界を扱った)作品 『ヒストリエ』を現在「月刊アフタヌーン」にて連載されています。


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こちらの作品 『ヒストリエ』も『へウレーカ』同様にとてもドラマテックな作品です。『へウレーカ』の主役ダミッポスは平民でしたが、『ヒストリエ』の主役エウメネスはアレクサンドロス大王に仕えた書記官なんですよね。歴史では、ディアドコイ戦争で志半ばに倒れたエウメネス。マンガでは、エウメネスの未詳の前半生を岩明さん独自の素晴らしい解釈で描き、青年エウメネスがマケドニア王フィリッポス2世に仕え、アレクサンドロス大王に出会った所までの物語がコミックス(5巻まで刊行中)に収録されています。

『へウレーカ』の姉妹作『ヒストリエ』のコミックが出る度に夢中で読み耽っているおいらです(*^∇^*)〃




『へウレーカ』 心に残った台詞


彼女の町を………裏切った


(最終話 ダミッポスの台詞より引用)







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